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コロナ禍の入学式
姿のない後輩に「ありがとう」

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、長岡市内の公立小中高校は一斉に臨時休校にな
った。そうしたなか市内中学校の卒業式が挙行された。教育委員会からは在校生の参加取り
やめ、保護者らの参加人数を抑制する、時間を短縮するなどの指示があり、準備時間も限ら
れたなかで、各校様々な対策が取られての卒業式だった。
教育委員会からの「お祝いのことば」は、例年は市長はじめ、市の幹部職員が各校に出向い
て読み上げていたが、今年は文書配布という形になった。
 東北中学校では3月2日、卒業式を行った。同校は卒業生の人数が市内で最も多いのであ
るが、報道陣もシャットアウトしての式だった。与板中学校では3日、刈谷田中学校では4日、
それぞれ卒業式を行った。いずれも従来よりも縮小しての式典になった。

与板中学校

 3日の与板中学校(長谷川修校長)の式典では、来賓席はなく、保護者には卒業生の3倍の
数の席が用意された。卒業生や声を発する必要のある教員以外は、全員がマスクを着用。卒
業生入場にあたっては、教職員全員が立ち上がり、在校生の分も含めて大きな拍手で迎え
た。
式典は、国歌や校歌の斉唱が省略されたが、卒業証書は例年通りに60人の一人ひとりに手
渡された。長谷川修校長は、式辞で「何をするにも『令和最初』という看板を背負い、令和にふ
さわしい新しい活動を展開してきた」と卒業生を称えた。
在校生は出席しないので、送辞は文書配布で済ませた。それでも卒業生代表の小林叶芽(か
なめ)さんは、不在の在校生に向かって「直接伝えることができないが、ついてきてくれてあり
がとう」と語りかけ、また地域の人たちにも感謝の言葉を述べた。
式典後の全員合唱はなくなったが、卒業記念合唱で1時間ほどの行事を締めくくった。
卒業生と学級担任が退場したあと学年主任が保護者に挨拶。「高校入試は予定通りです。臨
時休校中は春休みではないので、最低限の外出しかできません」と伝達していた。そして、中
止となった3月の給食1日分の返金を行い、異例の卒業式を締めくくった。
校門の外では、臨時休校中の在校生が「そろそろ卒業式が終わるかな」と中をのぞき込み、
卒業生の姿を追っていた。

刈谷田中学校

4日の刈谷田中学校(菅野強校長)の卒業式では、保護者席の椅子が30aほど離して並べら
れていた。式の前に菅野強校長は保護者に向かって、「いつもと違う式典になるが、心を込め
て卒業生を祝いたい。どうか、ご理解とご協力を」とお願いした。
式典は卒業生入場はなく、マスクを着けて個々に着席しての開始だった。国歌斉唱、卒業証書
授与と、練習時間がなく、ほとんどぶっつけ本番だったが、69人の生徒は堂々として式典に臨
み、厳粛な卒業式になった。
菅野校長は式辞を短く済ませ、「卒業式がこんな形になってしまい残念だったが、どうか胸を張
って卒業してください」と、卒業生に語りかけた。ただ1人の来賓として臨席したPTA会長の佐
藤泰子氏は、「18歳成人の最初となる学年だ」と指摘し、「寂しい卒業式だったが、数年後に、
あんなこともあったねと語り合えるようにがんばって」とお祝いの言葉を述べた。
卒業生代表の齋藤快(かい)さんは「もっと素敵な刈谷田中学校を作ってください」、「大好きな
刈谷田中をこれからも支えてくだい」と、姿の見えない在校生や地域の人に、答辞を読み上げ
た。
校歌、卒業記念合唱も含めて1時間ほどで式典は終了した。
刈谷田中学校では在校生の健康把握などを「家庭訪問や電話で臨時休業中も行う」としてい
る。



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