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　新潟県が21日発表した新型コロナウイルスに感染した男性（30代）は長岡市在住。市内の家
族経営の会社に勤務している。

県によると、男性は10〜17日の間に、日帰りも含めて福岡と東京に数度の出張をした。15日
に悪寒や関節痛があった。17日には38度台の発熱があり医療機関を受診し、自宅療養を始
めた。だが19日になっても熱とせきは収まらず、医療機関に電話で相談をした。主治医が新型
コロナウイルス感染の疑いがあると判断して、長岡保健所の帰国者・接触者相談センターに連
絡した。これにより20日、帰国者・接触者外来を受診し、翌21日に陽性が判明して、感染症病
床がある長岡赤十字病院に入院した。

　濃厚接触者は家族や職場、医療機関などを合わせて18人が確認されており、ＰＣＲ検査が
行われた。23日には18人全員が陰性と判明。県によるとこれ以上の濃厚接触者はいないと思
われるが、申し出があれば検査を行うという。感染した男性は23日も38・５度の熱があるもの
の、肺炎等の他症状はない。

市相談窓口は午後８時まで開設

市内で初の感染者が発生したことを受けて市は警戒本部を対策本部へ移行し、磯田達伸市
長を本部長とする新型コロナウイルス感染症対策本部を設置。副市長や教育長、各部局長ら
幹部職員らが集まり会議を開いて、情報の共有を図るとともに、今後の対応などについて話し
合った。

　磯田市長は「新しい情報を入手しだい、市民には提供していく。過剰に心配することなく、引
き続き不要不急の外出をひかえてもらいたい。市民生活と地域経済への影響を最小限に抑え
ながら、市内での感染拡大防止に全力で取り組む」と話した。

　市ではこれまで平日のみだった新型コロナウイルス感染症の疑いがある人の相談などを受
け付ける「新型コロナウイルスに関する市民相談窓口」を当面の間、土日祝日も開設する。開
設時間も午前８時30分〜午後８時までとする。問い合わせは市健康課（��39‐７５０８）へ。

不要不急の外出は控える

感染拡大防止に向けた取り組みを強化するため市では、屋内市有施設（一部を除く）を市民
のみの利用にするという。また、次の点にも注意するように呼び掛けている。

〇感染拡大地域への不要不急の移動を控える

〇換気が悪い、人が密集する、近距離での会話の３条件が重なる場を避ける

〇手洗いなど感染防止・健康維持に努める

〇発熱等の風邪の症状があるときは、自宅での安静・療養を原則とし、毎日体温を記録する

小千谷市で初めての感染者

県は24日に新型コロナウイルスの感染者が小千谷市で確認されたと発表。同市で初めてとな
る感染者は同市内在住で自営業の50代男性。今月６日から11日にフィリピンへの渡航歴があ
るという。県内での感染者は長岡市の１人を含む計28人になった。

 

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新型コロナウイルス：長岡で初の感染者