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　県内では１月12日現在、県全体で７００人、長岡市では36人が陽性となった。年が明けても
新型コロナウイルス感染症が広がっており、国は首都圏の１都３県（東京、千葉、埼玉、神奈
川）を対象に１月７日、緊急事態宣言を再発令した。さらに対象地域は京都、大阪、兵庫の関
西３府県に拡大する模様である。

　新潟県では、昨年12月17日から発令している県独自の警報を継続し、高齢者への感染につ
ながらないよう特に注意を呼び掛けている。

　同警報の内容は以下のとおり。

　感染拡大地域との往来を極力控える、止むを得ない場合は飲み会や接待を伴う飲食は控え
る。出張時や帰省中は、家の中でもマスクをする。警報期間中は普段顔を合わせない人との
飲み会・食事会は極力控える。体調が悪い場合は参加しない。人数を絞る、短時間、距離をと
る、マスクは外さない。イベントでは感染防止策を徹底する。二次会は行わない、オンライン会
合を検討するなど。

　

長岡市も陽性患者は増加傾向している

長岡市では36人目の陽性患者が判明した。年末年始からこれまでにかけて陽性が多発してい
る。

長岡市の30人目は、東京都から帰省中の20代の女性で12月31日、喉に違和感を覚え、１月１
日に発熱した。ＰＣＲ検査の結果陽性が判明したもので、現在の症状は無いものの宿泊療養
施設に入所の予定である。

　このほか、12月30日に２人（60代女性、50代男性）が、31日は１人（40代男性）が、それぞれ
陽性が判明している。さらに年明け後の11日には、２人（70代と40代の男性）、12日には１人
（50代の男性）の陽性が判明した。このうち11日の男性は長岡市子ども未来部保育課に勤務
する職員である。勤務場所はさいわいプラザ４階（長岡市幸町２）。市では当該職員は１月４日
に短時間勤務したのみのため、庁舎の閉鎖は行わず通常通りの業務を行うとしている。長岡
市での発症速度は緩やかとはいえ、じわじわと感染者が増加している。

　また、長岡市出身の歌手・中澤卓也さんも新型コロナに感染したことを、所属事務所のホー
ムページを通じて発表した。中澤さんは東京都内の医療機関を受診し６日に陽性と判明。11日
にアオーレ長岡アリーナでコンサートを予定していたが、５月に延期となった。

首都圏を対象に緊急事態宣言を再発令

　一方、東京都での陽性は７日間連続して１０００人を超え、しかも重症患者の増加も続いてい
る。このため首都圏の１都３県（東京、千葉、埼玉、神奈川）が緊急事態宣言の発令を要請。
国は１月７日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき宣言を再発令した。適用は８日
から２月７日まで。飲食店には午後８時までの営業時間短縮を要請する。さらに対象地域は拡
大する模様である。

　緊急事態宣言の再発令は経済活動へのダメージをもたらすが、さらに対象地域は拡大の模
様。

すでに年末年始の自粛要請から県内の観光地などでの人出は大きな影響を受けている。なお
一層３密を避け、手洗い、マスク着用の励行に努めなければならない。

食事券販売停止を延長

ＯＮＩ割キャンペーンのリフト券等販売を一時停止

　新潟県ではＧｏＴｏＥａｔ食事券の新規販売一時停止期間を現状の１月11日から１月20日まで
延長する。１月７日付けで同キャンペーンの共同事業体に要請した。ただしすでに販売済の食
事券などについては利用自粛までは呼び掛けない。

　さらに、冬季観光の需要喚起策として「にいがたスキーＯＮＩ割キャンペーン」を実施している。
しかし、県内の感染防止対策の徹底を図るため、リフト券等の販売を９日より一時停止した。
すでに購入されたものは利用可能。

 

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