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長岡での新型コロナウイルスワクチンの高齢者(65歳以上)向け集団接種(第1弾)が5月22
日、長岡赤十字病院(千秋2)と長岡中央綜合病院(川崎町)で始まった。市内では4月末から 感染が急拡大し県の特別警報が31日まで出ていた。警報に伴い、飲食店等の営業時間短縮 の協力要請も市全域を対象として出されていた。
県ではワクチンの大規模接種会場を県内数ヶ所に設置することを検討している。高止まりにあ
る感染者数を抑えるためにも、ワクチン接種による効果が期待されている。
予約での超過分も全員に接種
高齢者向けのワクチン接種を市では当初、完了時期を8月末としていたが、供給が安定した
ことなどから7月末に前倒しした。集団接種の開始は2週間早められ、診療所などでの個別接 種も6月1日から始まる。市内の対象となる高齢者は約8万6000人で、このうち市では約 75%の6万6600人が接種すると見込んでいる。
第1弾分集団接種の予約受付では、システムトラブルにより1147人分の予約超過と不足が
発生しているが、市は病院や医師会に説明し、医療従事者を増員することで予約した全員に 接種できる態勢を整えた。予約は接種初日の22日が、長岡日赤で555人、中央病院が577 人で、予定していた各300人の倍近い数の予約だった。
第2弾集団接種の予約開始
第2弾分集団接種の予約受付が始まる。
本日1日午前10時からの予約受付は支所地域でも接種ができるように、山古志地域を除く9
地域での会場が対象。定員は1日当たり各会場400人。1回目を予約すると自動的に3週間 後に同じ会場、同じ時間帯で2回目が予約される「2回セット」方式のため、日程の確認に注意 が必要である。会場や日時は別表を参照のこと。
10日からの予約受付分は、さいわいプラザの平日実施分(各日400人)、休日の中央病院
(同400人)、日赤(同800人)、ハイブ長岡(同1200人)となる。個別接種は1日から順次、 市内81ヶ所の医療機関で始まる。
ワクチン接種などに関する問い合わせは、各医療機関ではなく市コールセンター(рO570‐
012‐035、午前10時〜午後7時)まで。
初日は日赤と中央病院で
第1弾の集団接種初日5月22日の長岡日赤では、医師を予定から4人増やして6人、看護師
を7人増やして14人、事務3人の計23人で接種に当たった。市は職員30人を受付などの会場 運営に派遣、接種に万全を期した。
接種会場には来場者が予定時刻前から列を作ったため、受付を10分早めて午前8時50分か
ら開始、スムーズな接種になった。
ワクチン接種によるコロナ禍の収束に期待
来場者は検温や予診を受け、接種ブースに進んだ。利き手の反対に接種が行われ、医師か
らは「指先がびぴっときたら教えてください」などの声が掛けられた。接種の後、重いアレルギ ー症状のある人は30分間、それ以外の人は15分間の経過観察をした。2回目の接種は2週間 後の同会場、同時刻にされる。
接種を受けた人たちは「早い日に予約ができてよかった」や「ワクチンを接種できてホッとして
いる」と安堵の表情を浮かべていた。ワクチン接種により、「マスクがいらなくなれば、家族や友 人と旅行、遊びに行きたい」と期待をする人もいた。
市新型コロナウイルスワクチン接種事業担当の大矢芳彦部長は「大変な混雑を予想してい
たが、非常にスムーズに流れていると思う。引き続き安心、安全に接種会場の運営をしていき たい。7月末までの完了に向けて、医師会や病院、診療所からは力強い言葉をもらっており、 本当に感謝している」と話していた。
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