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来春の高卒者の求人受付がハローワークで始まったことから7日、ハイブ長岡で「高校進路
指導担当者と企業との情報交換会」が開かれた。市内を中心とした高校と企業が、コロナ禍の 中での就職に関する現状について、それぞれの担当者が情報を交換しあった。
地元企業就職のため商議所が企画
情報交換会は、高校の進路指導を担当する教諭を通して市内企業の魅力を就職希望の高
校生に伝えてもらおうと2017年から、毎年この時期に長岡商工会議所の主催で行われてい る。地元企業の人材確保につなげるとともに、高校と企業の就職に関する情報を交換すること でミスマッチを避けることも目指している。
昨年はコロナ禍で、情報交換会は開かれたものの、ハローワーク長岡などによる高校生の
ための企業説明会などは中止となった。高卒予定者の就職選考の解禁日も1ヵ月遅れとされ るなど、高校生を取り巻く環境は厳しいものだった。ただ、就職内定率は企業の慢性的な人手 不足もあり例年と大きく変わらなかった。
市内を中心に14校と40社が参加
情報交換会には市内企業への就職を希望する生徒が多い長岡農業、長岡工業、長岡商
業、長岡明徳、栃尾、正徳館、見附、小千谷西、帝京長岡、中越、創進学園の11高校と長岡 聾学校、長岡市立高等総合支援学校、小千谷市立総合支援学校の14校が参加した。企業 は、製造業を中心に建設や運送、小売など幅広い業種の40社が集まった。
高卒での就職希望者は、生徒数の減少や専門学校などへの進学希望が増えていることもあ
り、全体的に少なくっている。コロナ禍でも減少傾向は変わらないが、「高卒で就職するにはそ れなりの事情がある子も多く、意欲もある」と説明された。
各校からの就職希望者の状況説明では、事前に参加企業から出された就職指導や活動に
ついての質問についての回答もされた。多くの企業から質問があった生徒が就職先を選ぶ際 に何を重視しているかでは、「自宅から通えるかどうか」があげられた。
一生働ける企業を探そうと指導
コロナ禍により、企業説明会や見学、インターンシップが難しい状況となっており、生徒への進
路指導の課題となっている。進路指導担当の教諭らは「企業の知名度で決めるのではなく、一 生働ける企業を探そうと指導している」と話していた。
また、個別懇談では学校と企業の担当者が情報交換をしていた。
ハローワークでの新規高校卒業予定者の求人受付は1日から始まり、企業による学校への
求人申込と訪問は7月1日からスタートする。企業の選考と採用内定の解禁は、例年と同じ9 月16日からの予定。
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