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　小学生児童を対象とした「長岡しごと体験ランド」が12日、アオーレ長岡アリーナで開催にな
った。事前に申し込んだ体験希望者は１６００人。家族連れを合わせると延べ５０００人が来場
して「しごと体験」を楽しんだ。主催はながおか・若者・しごと機構。

ユニフォーム姿の職業が人気

　人気はユニフォーム姿がかっこいい「消防士」「看護師」「保育士」「パティシエ」など。「長岡市
消防本部」のブースでは「火事発生」の連絡から消防服に素早く着替えて出動。ホースを持っ
ての消火活動の後、担架に乗っている負傷者を運ぶ。緊張気味の児童も隊長からの指示でト
ランシーバーを使いこなし、消防士の助けを得ながら見事救助活動を行った。最後は敬礼。満
足そうに笑顔を見せた。

　看護系のブースでは乳児の赤ちゃん人形を恐る恐る抱っこ。注射の消毒や傷の手当を体験
した。

お菓子のブースではシェフの帽子に赤いネクタイとエプロンのパティシエ姿でクッキーにデコレ
ーションを体験していた。

　関整骨院の「スポーツトレーナーってどんな仕事？」では、実践的なケアの処置、テープの巻
き方を体験した。

アルビレックスＢＢも参加

　今年、始めて参加の新潟アルビレックスＢＢでは参加者が、ポスターを制作。あらかじめ用意
してある選手の写真やロゴマークを貼って応援ポスターを完成させ、チームと一体感を強め
た。ポスターは15日開催のホームゲームで披露する。

「ヤマシタ長岡店」のインテリアコーディネーター体験では、画用紙にソファー、絨毯、照明、クッ
ション、額絵などを好きに選んで貼りつけていく。

　銀行のブースでは窓口を再現し、行員と支店長がしごとを紹介した。参加者は一つのミッショ
ンをクリアするごとに奥のデスクにいる支店長のハンコをもらってくる。その様子がかわいい。
１千万円、１億円の模擬紙幣もあり、その重さを実感していた。

おもちゃのレジスターでよく遊んでいるという笹岡未光（みひろ）さん（７）もタテ読みと呼ばれる
お札の数え方を習っていた。母親の笹岡悠以さん（33）は「お金の使い方を意識してもらいたか
った。お金の大切さをわかってほしいし、商売をしているのでなおさら興味を持ってもらいた
い。お年玉をもらったタイミングなのでいい機会だと思います」と話していた。

いろんな体験を学んで

ながおか・若者・しごと機構事務局長の五十嵐正人さん（長岡市地方創生推進部ながおか・若
者・しごと機構推進課長）は「長岡は昔からものづくりが盛んで、進学する場合でも手に職を付
けた方がいいという考え方が多かった」と話す。そして「学ぶ場所、働く場所がたくさんあり、好
きなこと、将来の職業がどこまで広がっていくのか。可能性を伸ばせるよういろんな体験をここ
で学んで欲しいと思っています」と説明。さらに「地元長岡に進学、就職してほしい」と語った。

協力企業・団体

　４大学（長岡技術科学大学、長岡造形大学、長岡大学、長岡崇徳大学）、１高専（長岡工業
高等専門学校）、15の専門学校（クレアヘアモード専門学校、晴陵リハビリテーション学院、晴
麗看護学校、長岡介護福祉専門学校あゆみ、長岡看護福祉専門学校、長岡公務員・長岡情
報ビジネス専門学校、長岡こども・医療・介護専門学校、長岡こども福祉カレッジ、長岡赤十字
看護専門学校、長岡美容専門学校、新潟県厚生連中央看護専門学校、日本ビジネス公務員
専門学校、北陸食育フードカレッジ、北陸福祉保育専門学校、悠久山栄養調理専門学校）、長
岡市、長岡商工会議所、長岡地域商工会連合会、大光銀行、第四北越フィナンシャルグルー
プ、北越銀行、第四銀行、長岡信用金庫、新潟縣信用組合、日本政策金融公庫、長岡公共職
業安定所、企業支援センターながおか

 

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