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県知事選への立候補を表明している長岡市長森民夫氏(67)の後援会「新潟を再生する会」
(丸山智会長)は8月28日、中越地区の拠点事務所開きを行った。市内を中心に中越の各地 から支援者らが訪れた。森氏は「多くの人が集まってくれたことに、期待と重みを感じている。 皆さんの思い、意見、叱咤激励を栄養とし、一歩一歩着実に前へと進んでいくことをお約束し ます」と呼び掛けた。森氏の背後には、「このままの新潟か これからの新潟か」と問いかける ポスターが貼られ、意気込みを込めていた。
現職知事と森氏の一騎打ちの公算
9月29日告示、10月16日投開票の県知事選には、現職の泉田裕彦知事が4選を目指して出
馬を表明しており、森氏との選挙戦が確実になっている。県知事選では当初、泉田知事のほ かに目立った動きはなかったが、北陸新幹線建設負担金問題で国や近隣県との関係悪化や 東日本大震災のがれき受け入れの是非、福祉・医療の法定4計画未策定問題などから、政財 界関係者からは泉田県政への疑問の声が湧いていた。
県市長会と県町村会も泉田知事の後援会からの推薦要請を受けたことをきっかけに5月、3
期12年の県政運営での問題点をまとめた文書を出している。その回答を巡って混乱も起きて いた。一連の動きから、全国市長会会長を4期7年にわたって務め、国とのパイプ役でもあっ た森氏に対して出馬を求める声が高まり、有志首長らが立候補を要請するまでになった。
森氏は、国や市町村などとの関係を改善し、県政の「再生・正常化」を進め、「失われた県政
の信頼を取り戻す」として8月10日に知事選への出馬を表明。無所属で出馬し、主要政党、各 種団体などに推薦を求めている。
選挙戦へと意気込みを強める森氏
事務所開きには、市内外から支援者らが集まり、告示まで1カ月となった選挙戦へ向けて結
束をアピールしていた。丸山会長は「企業の経営に関わってきた経験から、会社を良くするた めにはトップを変えるしかないと思っている。政治も同じで、県政を良くするためにはトップであ る知事を変えるしかない。長岡を活性化させた森民夫であれば、県政も必ず変えてくれる」と 述べた。
首長代表として久住時男見附市長は「知事に対する不信感が広まる中、選挙もなく決まるの
は新潟のためにも良くないと、厳しい状況の中で立ち上がってもらった。全国市長会長として8 00人近い個性豊かな市長をまとめてきた実績があり、自信を持ってこれからの選挙を戦って いける」と話した。
森氏は「政策を実行していくのは1人ではできない。県と市町村だけでなく、近隣県との協力
関係もつくり、一致団結してパワーを出していく必要がある」と主張。泉田県政で市町村や近隣 県、国などの関係機関との意思疎通が悪化している状況の改善を訴えた。
知名度が高く県民からの支持も高い現職相手への選挙について「大変厳しい状況である
が、そこに1人の県民として裸で挑むつもり。皆さんの協力、何より笑顔を力にして戦っていき たい」とし、「最初に出馬した長岡市長選の時は草の根だった。あの時の熱い思いが今よみが えってきている」と意気込みを語った。
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