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悠久録(過去の悠久録はこちら)
北朝鮮が短距離弾道ミサイルを2発発射した(7月25日)。米軍がついているとの思いからであ
ろうか、政府は「わが国の安全保障にただちに影響を与える事態ではない」と楽観的である。 だが米国トランプ大統領は「短距離で、多くの国も保有している」と容認姿勢を示す。日本は梯 子を外された格好だ▼韓国との関係も混乱している。貿易面では韓国を優遇措置(ホワイト 国)の扱いから除外することにした。これに対して激しい反発が起きた。戦時中の強制徴用工 などの問題も再燃。日本企業の在韓国資産を現金化するとのことである▼竹島の領有問題も 解決しそうもない。さらには従軍慰安婦の問題も再燃している。隣国との友好関係の維持は重 要と思うのであるが、混迷は深まったまま。こうしたなか、愛知県で開催の国際芸術祭「あいち トリエンナーレ2019」(8月1日〜10月14日)にも混乱は及んだ▼芸術の祭典であるはずの同 展で、出品作品『平和の少女像』が非難を受けた。少女像は「従軍慰安婦」を題材としたもの。 真偽を含めて紛糾している問題を、作品として採りあげることへの反発のようだ。電話やFAX などで、抗議が殺到したという▼なかには「ガソリン携行缶を持ってうかがう」などの脅迫まであ った。京アニ火災事件の直後である。相当なインパクトになったようだ。芸術祭担当者は震え 上がったのだろう。とうとう3日間で打ち切りになった▼「表現の自由」などの冷静な議論もない ままだった。これでは日韓は、なお一層遠い国になっていく。(とけいそう)
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