長岡新聞:池田記念美術館で橋本照崇写真展:2022.7.5長岡新聞:「イノベーション都市」実現
を加速:2022.6.19長岡新聞:北越メタル・トピー工業の株主提案に反対決議:2022.6.7長岡新
聞:クマ、イノシシに注意:2022.6.2長岡新聞: 峠 最後のサムライ長岡新聞: 峠 最後のサ
ムライ

長岡新聞:トップ
最近のニュース

編集部員を募集在宅ライターを募集:詳しくは星野まで。
購読募集(月極めは販売店から毎朝お届けします)、購読料はこちらから
申込みは(0258−32−1933)または (naganews@crest.ocn.ne.jp) 。
個別販売はセブンイレブンで(ここをクリック)



先行き見えぬ物価高騰
市民生活や事業者に影響

 長引くコロナ禍に加え、食料品や燃料などの物価高騰が止まらない。市民や市内事業者か
ら悲痛の声が上がっている。年内には更なる値上げが迫り、日々の生活に影響を与える。
 そこで市民や事業者に受け止め方を聞いた。

総菜は1商品あたり30〜50円ほど値上がり

 スーパーマルイ学校町店(学校町1)に買い物に訪れた50代女性は「なるべく安い食材を買っ
てやりくりできるよう工夫している」と話していた。店内を見渡しても、価格を吟味しながら、商品
を購入する商品を選ぶ買い物客の姿が目立つ。
同店青果担当の田村さんは「食品が全体的に値上げの傾向にある。野菜は定価を据え置い
ているが、輸入が多い果物や鮮魚などでは、産地値上げが進んでいる」とした。取材日の6月
30日は、タマネギ1袋398円(税抜)、ジャガイモ1袋298円(税抜き)だったが、これは平年の
価格よりもかなり高い。田村さんはもっと高い時期もあり、直近では「タマネギ、ジャガイモとも
に(取材日の価格よりも)100〜200円高い時もあった」と話す。「原価が上がっていると、販
売価格を上げざるを得ない」と肩を落とした。
同店総菜担当の小川さんは「油の価格が上がっているので揚げ物を中心に値上がりしてい
る」と話す。「総菜は1商品あたり30〜50円ほど値上がり」という。

原油高、電気料金などもアップし厳しい

 市内企業も原油や電気料金の高騰の影響を受けている。三越タクシー梶i長岡市柏町1)の
平澤篤取締役統括部長(53)は「(新型コロナ感染者減少に伴う行動制限の緩和で)タクシー利
用者が増え、売り上げが徐々に回復してきたが、原油高などに直面し依然厳しい状況。燃料
価格高騰支援策として、タクシー業者を対象とした国の補助金もあるが、申請をして支援を受
けるまでに1か月はかかる」とため息をつく。
平澤さんによれば、「タクシーの運賃は、国土交通省による認可制度によって地区ごとに定め
られている」。各事業者が自由に変更することはできない。そのため、「経営安定化を図るため
に運賃値上げを切り出すことは難しい」という。新潟県にはA地区とB地区があり、長岡市はB
地区に該当する。
平澤さんは「仮に運賃を上げられたとしてもお客様が乗ってくれない。運賃を変えると、タクシ
ーメーターを新調しなければならなくなる。費用が逆にかかってしまう」と話す。タクシーメーター
は、走行距離や時間に応じて運賃を自動で計算し表示するもので、メーター1台約2万円かか
るという。同社ではタクシー車両47台を所有。これらを全て取り替えると、大きな負担となる。
また、平澤さんは「オイルや車用の部品の値段も上がっていて、新車が買えない。また、電気
料金も月に5、6万円上がっている。今後も物価高騰が続くのでは」と不安を露わにした。
(注)運賃は「道路運送法」と「特定地域及び準特定地域における一般乗用旅客自動車運送事
業の適正化に関する特別措置法」により規制を受ける。特定地域(新潟市とその周辺地域・A
地区)とそれ以外(長岡市などは準特定地域・B地区)ごとに、申請が必要。



編集部員を募集在宅ライターを募集:詳しくは星野まで。
詳しくは星野まで。(0258−32−1933) (naganews@crest.ocn.ne.jp

トップへ
トップへ
戻る
戻る



長岡新聞:参院選10日投開票:2022.7.7
長岡新聞:参院選10日投開票:2022.7.7