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『大江健三郎』

著名人の死が伝わる。季節の変わり目は体調を崩すことが多いのだろうか。映画『プライベー
ト・ライアン』の俳優トム・サイズモアが61歳で、幸福の科学の大川隆法総裁は66歳で、いずれ
も今月亡くなった。あまりにも若い死に驚く。だが80代でも、その死はやはり衝撃だ▼ノーベル
文学賞作家大江健三郎が3日、死去した。88歳だった。死因は老衰という。大江は芥川賞
(『飼育』)、谷崎潤一郎賞(『万延元年のフットボール』)、そして川端康成に続く2人目のノーベ
ル文学賞を受賞した。受賞記念の講演「あいまいな日本の私」は、とりわけ印象深かった▼1
991年、「知の巨人」とされた評論家立花隆と2日間にわたって対談している。その内容を知り
たいと思うのであるが、全貌は何故か活字にならなかった。立花は『最後に語り伝えたいこと』
に草稿を遺しているが一昨年、鬼籍に入った。大江の草稿は?と思うのであるが、今となれば
知る由もない。その自筆原稿1万枚超は、東大に寄贈したという。その中に潜んでいるのだろ
うか▼命の終わりは容赦なくやってきて、旅立った人の無念さを思い知らす。幕末の長州藩士
吉田松陰は「人には春夏秋冬がある。悔やむことは無い」と、今を真摯に生きよと言う。それが
共感を呼び、時代を動かす力になった▼大江も多くの言葉を遺してくれた。合掌。(とけいそう)


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『コロナ』
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