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佐渡の金山を「世界遺産」にしようとの運動が続いている。実現すれば観光への有力な起爆剤
になる。ゴールドの源流に光が当たることは喜ばしいことだ▼ユネスコ(国連)は1972年、世 界遺産条約を採択。「顕著な普遍的価値」をもつ建造物や遺跡、景観、自然を「世界遺産」とし て認定する。国や地域を問わず、信仰や価値観に関係なく、いつの時代でも世代を通して素 晴らしいとされる価値は守り、後世に継承すべきなのだ▼指定を受ければ観光への効果は絶 大だ。だが観光客が殺到し、住民生活に悪影響を及ぼしては、本末転倒である。観光公害、 気候変動、開発計画による被害防止などに充分な対策をとっていない場合は、「危機遺産」と してペナルティーを科す。不適切な管理が荒廃をもたらしてはならないとの趣旨であり、先人が 培った遺産は、保護し後世に伝えなければならないとする理想である▼水の都ベネチアでは、 高潮の影響で水没しそうだ。「オーバーツーリズム」が排水を困難にし、著しい公害をもたらし ていた。対策をとらなければ「危機遺産」になり、魅力はゼロになるだろう。だが保全にはコスト がかかる。議論百出の中、とうとう観光客から入場料を徴収、対策費に充てることにしたという ▼先人の遺産を利用するだけでは許されない時代である。後世へ伝承してこそ、遺産は輝くの だ。(とけいそう)
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