新型コロナウイルスの影響は？

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新型コロナウイルスが蔓延し、日常生活や経済活動に影響が出ている。そこで、弊紙では市
内に12存在する商工会に実態をアンケートした。

実施時期は４月下旬。５月上旬までに回答をいただいた、

ご協力いただいた商工会様にお礼申し上げ、次に掲載します。

飲食店関係は休業までいかないが、時間短縮での営業を全店が余儀なくされている。基本的
には国の要請に従った動きをとっている。

　繊維産業は元々、今冬の暖冬で生産の減少をしていた。コロナ禍の影響は、これから出てく
ると思われる。

国の融資制度について、早い段階から会員に伝えている。国や県、市のさまざまな融資や助
成などを伝えていきたい。ゴールデンウィーク期間中、職員が交代で出て、国の持続化給付金
についての問い合わせに対応した。

　３月のほだれ祭り、４月の諏訪神社大祭をはじめ、８月の栃尾まつりまで各種イベントは全て
中止となった。

各商工会との情報交換に努めている。週内に市が新しい政策を出す考えと聞いており、連携
しながら対策をとっていきたい。

先がどうなるか分からないというのが最大の不安。何かをするにも先立つものがないとできな
い。助成金や給付金などはあるが、申請書類を書くのに手間がかかる。商売をやりながら素
人が書くのは難しいものがある。

助成金の紹介などをしているが、これが一番という方法は分からない。６月のホタルまつりか
ら、秋にかけてのイベントは全て中止になる。そういった影響も踏まえながら対策をとっていき
たい。

飲食関係の影響は大きい。来店だけでなく仕出しの注文もなくなり、売り上げが大きく落ちてい
る。６月半ばまで休業というところもある。他の業種にも影響が波及している状態。

各種の助成、補償などの制度の紹介をしている。５月のみしま西山連峰登山マラソン大会、８
月の三島まつりは中止に、成人式は延期となった。

　理事会などで会員企業への応援金という話も出たが、いつまでコロナ禍が続くか分からない
状況であり、もう少し様子を見ようとなった。応援金ではなく、終息後に地域でしか使えない商
品券、通貨などを発行するのがいいのではないかとの意見もある。

飲食、酒屋からは、大幅な売り上げ減で困窮しているとの相談が寄せられている。６月の大凧
合戦が中止となり、あてにしていた注文がなくなったとの声がある。

ただ、中之島地域は観光地ではなく、農業従事者が多い。このため、閉塞感はまだ少ない。

５月から国の具体的な対応が出たこともあり、商工会に来てもらっての相談が増えた。ゴール
デンウィーク中は職員が交代で出て相談を受けた。国の持続化給付金についての問い合わせ
もある。

　影響の大きい会員企業に対しての支援に力は入れている。酒屋で作った合同チラシの折り
込み、仕出し組合の中之島支所やＪＡ南蒲中之島支店での弁当注文などの支援をした。

会員からは、先が見えないのが一番困るという声が多い。融資や助成などは、たくさんあるが
書類の作成が簡単ではなく、申請が通っても振り込みがいつか分からないという問題もある。

高齢者の個人経営が多く、新しく借金をするぐらいなら店をたたむという声もある。

　電機関連で中国から部品が入ってこないので、完成させて引き渡しができないとも聞く。

小・中学校の休校で、給食の食材を納品していた業者が固定の注文がなくなったのが問題に
もなっている。

９月の関原まつりをはじめイベントは全て中止。イベント的なことは何もできない状態。会員の
ために何かやりたいとの思いはあるが、具体的なことは事態が落ち着くまでできない。

行政機関ごとに色々と発表するので、何がどうなっているのか分からないとの声がある。飲食
は４月半ばまで影響は少なかったが、ここにきて出てきた。製造や工事の契約手控えが起き
つつある。

国の雇用調整基金、持続化給付金、県の休業補償金、市の不動産対策金をはじめ、資金繰
りのための協力金、助成金の紹介をしている。

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