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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・悠久録No.1154:危機管理を忘れていた

経済産業省は議事録など公文書の管理について、「個別発言の記載は不要」にしたという。不
記載にすれば、後になって責任を問われることはない。事の真相は、うやむやにできるとの判
断であろうか。ナルホド、考えたものだ▼加計学園問題では「総理のご意向」文書などがメディ
アを賑わしていた。籠池学園問題では理事長による詐欺事件にまで発展した。その双方に安
倍晋三内閣総理大臣が絡んでいる。議事録にいろいろ記録してあったため、問題は大きくなっ
た▼総理大臣が苦しい立場になったのは、夫人の軽挙妄動があっただけではないだろう。も
し、個々の記載が不要となれば、闇から闇に葬ることができる。権力の横暴がぷんぷんと匂
い、その不明朗さは強く印象付けられる▼スポーツ界でも同じようだ。レスリング女子の問題に
続いて、体操女子のパワハラ問題が喧々諤々である。これに日大のアメフト問題が重なる。こ
んなことを平然としているのでは、スポーツマンシップも恥ずかしい。アジア大会ではメダルを
多数獲得した日本勢ではあるが、内憂は多いようだ▼ヤマト運輸の運賃水増し、スルガ銀行
の書類改竄など、今までにない事件も目につく。西日本での豪雨が懸念されていた折りの自民
党諸氏の宴会はさらにおかしい。会合を「赤坂自民亭」などと、浮ついた名を付け、さらにツイ
ッターにまで投稿した▼危機管理を忘れていたかに見受けられる事態である。上が乱れると
下々が乱れるという。政権の驕りが、社会の隅々にいたるまで、驕りを呼んでいるようだ。(と
けいそう)



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