長岡新聞・悠久録No.1171:「出羽・上山藩の米百俵」

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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・老後に2000万円
「老後に2000万円の蓄えが無いと生活ができない」と国が発表した。(金融庁ワーキング・グ
ループ)。年金では足らないよ、その額は平均で2000万円。国民は今から準備しておきなさ
い、というのである。その方法は長期で積立で分散投資という▼でもちょっと待ってほしい。昔
から庶民はコツコツと貯金をして老後の蓄えとした。塵も積もれば山となると信じてやってき
た。それなのに、何が変わったのか。今までとどこがどのように違うのか。「年金では不足する
よ」だけでは、国の失政を表明するだけでないのか。しかも肝心の厚生労働省は沈黙してい
る。まるで、あれは金融庁の問題だと、知らん顔をしているようだ▼仮に国民がため込んだ預
貯金が金融市場に流れ込んだとすれば、そこには国際間をまたぐファンドがいる。鵜の眼鷹の
目のやり手が待ち構えている。不慣れな日本国民は餌食になりかねない▼以前は少額でも、
(若いうちから)「コツコツ貯金しましょう」だった。いったいいつから「コツコツ投資しましょう」に
変わったのだろう。しかも仲介する業者(銀行、証券会社など)はリスクなしで手数料が入る。
一方、投資に失敗すればその損失はアナタ自身が負う▼投資は損する人がいて初めて儲か
る人が出る世界である。皆が皆、運用に精出しても全員は儲からないのだ。そのような世界を
国民に勧める金融庁は、何やらハゲタカにみえてきて、不快である▼国民がため込んだ資産
は、自らの努力で築いたものだ。それを狙うような国であって欲しくない。(とけいそう)

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