購読の申込みメールでOK。 1か月1851円です。
社外記者を募集中:詳しくはこちら
川柳、俳句、短歌に投稿しませんか:詳しくはこちら
悠久録(過去の悠久録はこちら)
自民党の某衆院議員が参議院選挙で同党現職の某女性候補を応援、「6年間、女性候補が
何をしてきたのか。いちばん大きな功績は子どもをつくったこと」と発言した。参議院は任期6 年間、衆議院のような途中での解散は無いことを踏まえながらの発言だった▼人口が減少す るとのニュースの中で、この発言が話題になった。女性候補は同じ自民党であるから、きっと 褒めたつもりなのだろう。だが戦前の「産めや増やせや」の掛け声のようで、大きな違和感を 覚える▼総務庁が発表した4月の統計では、全国の人口は減少を続けている。プラスは東京 都など7都道府県県だけであった。本県でも自然増減(出生と死亡の差)、社会増減(県外から 転居と県外への転居の差)、その双方でマイナスになってワースト38位。他県と比較しても、減 少度合いは厳しい▼長岡市でも子育て初め、人口増加への支援策は手厚い。だが人口が増 加したとの話は聞かない。全国の自治体では人口増加策が検討されている。それでも目に見 えた効果が出ていない。考えられることを逐次実施していくことしか方策が無いのが人口問題 である▼漫談家の綾小路きみまろは、自分の母親を評して「私の母は子育てが下手くそでした が、子作りの上手い方でした」という。それを聞いて中高年は笑い転げている。なにしろ漫談な のだ。きみまろのあの顔でいわれると、何となく笑ってしまうから不思議だ▼冒頭の女性議員 は素晴らしい功績があったに違いない。だが自民党議員のような発想では、何も解決しない。 (とけいそう)
社外記者を募集しています
電話:0258−32−1933 。
今のお仕事の合間にできる仕事です。詳しくはココ
購読の申込みも同番号へ
|