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小熊市議も市長選へ臨む
辞職願を提出して25年間の市議生活を終える

 長岡市長選へ無所属での出馬を表明している長岡市議の小熊正志氏(66)は8月31日、ア
オーレ長岡で関正史議長に市議の辞職願を提出した。小熊市議は「7期25年、本当に多くの
人と会って話をしてきた。今度は市長の立場で、市民の声を形にしていきたい」と、市長選へ
決意を新たにしている。
 この日は議長室で、関議長に辞職願を手渡し、25年間の議員生活を終えた。辞職願の受理
により、この日で市議を辞職することになるため、関議長と藤井達徳副議長、市議会事務局か
ら花束も贈られた。

市長選へと立候補を表明

 小熊氏は長岡市出身で、神奈川大学を卒業し、市内で酒販店を経営している。市議選には
1991年に初当選し現在は7期目。市町村合併や水害、地震といった災害が発生した2003
年5月から05年5月まで市議会議長を務めた。自民党長岡支部幹事長でもあるが、市長選に
は無所属での出馬をする。
 市長選には8月22日に出馬表明しており、森市政の取り組んできた施策を基本的に引き継
ぎながら、人口減少の中での成長戦略や合併地域などに予算と権限を配分する「市内分権」
の推進、米百俵の精神を生かした教育などを掲げている。

関議長の辞職願受理により市議を辞職

 関議長は小熊市議について「合併に際しては、議長として何度も山古志を訪れて話したのを
懐かしく思い出す。中越地震の際に私が入院した時は、議長(当時)としてお見舞いに来てくれ
たことも覚えている」と話した。同席した藤井副議長は「(自分が)初当選した時の議長が小熊
さんで、それから一緒にまちづくりをしてきた。辞職というのは本当に残念だが、これからもが
んばってほしい」と、それぞれ小熊氏との思い出を語った。
 議員生活を振り返り小熊氏は「最初の議会質問で、公共下水と合併浄化槽の維持管理費の
差について行ったところ、翌年から補助金がつくようになった。強く思い出に残っている」とし、
「市議会議長の時には合併が最大の問題で、各地域で色んな議論した。7・13水害の時には、
拉致問題を訴えるために国連事務局(米国)へ行っていた。ホテルで家族から『今、店に水が
入った』と電話をもらったのは忘れられない。中越地震では、議長室に1週間寝泊まりして対策
しました」と語った。
 小熊氏は「支援者には長い間、応援してくれて本当にありがとうと伝えたい。意見や要望、情
報、アイデアをいただき、議会でやってくることができた。これからも市民のために一生懸命に
がんばりたい」と、市長選へと意気込んだ。
 
「市民が決める、市民が創る」

立候補表明の記者会見(8月22日)で小熊氏は「市民が決める、市民が創る」を理念として強
調している。平成の大合併時に市議会議長を務め、市民の様々な意見を聞いている。だから
「合併して良かったと言われるように、地域住民が身近な課題の解決や魅力づくりに力を発揮
するための仕組みづくりを目指す」。それが「コミュニティ分権である」とする。市議として務めて
きた中で見えた長岡の課題として、「長岡の元気度を盛り上げていきたい」とする。
マニフェストに「長岡発→地球行」を掲げ、「幸せを実感できるまちづくり」「市民が決める、市民
が創る」をテーマに4つのジャンルに分けた政策を掲げた。
@長岡創生・人口減少の克服=人口減少の中で「成長する活力」を取り戻す。このためのカギ
は農林業の成長産業化、地元企業の海外展開、地域資源循環システムの再構築を行う。人
生100歳を前提にした地域づくり。
A地域コミュニティビジョン=「市民が決める、市民が創る」を理念に地域の自立と再生に取り
組む。ポイントは都市内分権(コミュニティ分権と行政内分権)。
B教育育成ビジョン=21世紀の米百俵、世界を相手に生きていける、人づくり・企業づくり・地
域づくりに投資し、子どもの幸せが広がるまちづくりを目指す。
C文化成長ビジョン=外国人旅行者を惹きつける和の文化。そのための火炎土器などで長岡
の文化力を高め、世界に発信する。
としている。




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磯田氏が市長選に立候補
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